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何かを残したいと思った私の、日々の独り言
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プロフィール
HN:
Takako+
性別:
非公開
自己紹介:
来てくださって
ありがとうございます

「世界を変えるというのなら」

大層な名前を
つけてしまいましたが、
変える世界は、私自身
それによって
見える世界も
また変わると信じて
×

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今日は、冷静ではないです。
普段も支離滅裂だけど、さらに言葉がまとまらないでしょう。
どうしても。

1月から、友人が入院していました。
自分が、仕事が忙しかったこともあり、
もともと、元気な人だったから、
すぐに退院するだろうと、勝手にそう思い込んで、
見舞いにも行かず、日々をすごしていました。

何で、そんな風に思っていたのだろう。

3月に入ってからだった。
共通の友人から、メールが入った。

会いに行ってあげて、と。

とっくに退院している思った私は、ビックリした。
慌てて、入院している本人にメールをした。
メールの文面だけで、元気がないことが分かる。

でも、まだ、私は簡単に考えているところがあった。

1週間後に会いに行くと、メールで約束したのだけど、
約束の日、先方から「体調が悪い」と言う理由で、
見舞いの断りが入った。

さすがに、怖くなった。

見舞いにも行かない、冷たい友人だと
私のことを怒っているのなら、いい。
でも、そんな人ではない。

でも、これは違う。
何か違くないか?

それから、2日後。
初めて、彼女の旦那から、メールが入った。


会ってやって、元気付けてやってくれ、と。


何だよそれ。
何か、変な雰囲気になってないか?

その後、旦那から電話までかかってきた。


いつでもいいから、来てやってくれ、と。


初めて、怖くなった。
不安に駆られた。
そんなはずないと、何度も心の中で考えを消そうとした。
言いようのない不安。

私は、今日やっと、彼女に会いに行った。

彼女の姿をみて、遅すぎたのではないかと思った。
年末には元気いっぱいだった人が、
ベッドから起き上がれずにいるのだ。

苦しそうに。
私がいる間に、何回も吐いていた。
私はその間、席を外していた。

彼女は、きっとその姿を見られたくないだろうから。
そして、私は見ていられなかったから。

病院の廊下で、泣きそうになる気持ちを必死で抑えた。
ここではダメだ。
まだ私は泣いてはいけない。
こんな苦しみは、彼女や彼女の旦那の比ではない。

それが終わると、
旦那が私を病室に呼んでくれた。

彼女は笑って、
ゴメンね、という。

私はどんな顔をしていただろう。

情けない顔をしていた、きっと。

できるだけ、バカな話を選んで、少しだけ会話をした。
彼女は、すぐに辛くなった。
私は帰ることにした。
もしかしたら、彼女から逃げたかったのかもしれない。

帰り際、熱っぽい彼女の手を握った。
以前から細かった手が、さらに細くなっていた。
手首も、私でも折れちゃいそうなくらい、細くなって……

いいでしょ、細くて

そう言って微笑む彼女。

彼女の捨て身のギャグに、
もちろん私は、ツッコむことも、ボケることも出来ない。
笑えるわけないでしょ、そんなの。


旦那が、エレベーター入り口まで、送ってくれた。
その理由は分かっていた。
だから、私から聞いた。

あれは、何の病気なの?

答えは、死ぬかも知れないような病名だった。

治るんだよね?

残酷な質問だって分かってた。
でも、聞かなきゃいけなかった。
ごめんね。

彼は少し黙ってから、一言。


わかんね。


その答えに絶望した。

手術も治療手段の一つらしいのだが、
彼女の体力が、手術に耐えられないらしい。
それ以上は聞かなかったが、
多分、薬で治療を何とか行っている状態なのだろう。

私は、旦那に形ばかりの労いの言葉を残して、
家に帰った。
どの道を通って帰ったか分からないほど、
頭の中がどうかしていた。

いや、この文章を書いている今でさえ、
頭が状況を理解しているとは言えない。


ただ、彼女が言った言葉が、
身体にこびりついて、離れない。



 『 早く、楽になりたい 』



それに返せる言葉を持ってる人間が、
何処にいるというのか。



今は、彼女に治って欲しいと願うばかり。
それは、彼女にとって苦しむだけの道のりかも知れない。

でもね、
本当にごめんね、

私達は、貴女に元気になってもらいたいんだ。



お願いだから。
何でもするから。

頑張って。


負けないで。


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